2011年02月17日

ヒラスズキについて

 ヒラスズキは200万年以上も前にマルスズキと共通の祖先から枝分かれして高塩分域に棲めるように進化。小さいうちは低塩分への適応力が残っていて外洋に面した河口付近で普通に見られる。フッコクラスが時折河川の下流域で釣れるのは淡水の下に入り込んだ海水を利用しているからで純淡水域まで遡上することは滅多にない。成魚になると塩分濃度が高く河川の影響が少ない砕波帯を主な棲息域にする。

 生活はほとんど根魚と同じで昼間は滅多に動かず身を隠せるような根に張り付いている。魚食性が強いので動体視力が優れていて波と同調せずに動く物体が目の前を通ると大きな口で吸い込むように捕食。マルスズキの泳層が海面から1mのところ、ヒラスズキは海底から1m。

 養殖技術は確立されておらず資源の絶対量が少ないうえに網でも偶発的にしか獲れないので流通する数は不足。市場価格はマルスズキの2~3倍とされている。
ヒラスズキについて
浜名湖でも時々混じって釣れるヒラスズキですがやっぱり大型は釣れません。体高があるのが特徴で目も大きめです。スズキの中でもレアなタイプのようですね。小さくてもヒラスズキが釣れたら喜びましょう!




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ヒラスズキについて
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